よく噛んでしっかり唾液を出そう!
よく噛むことは、唾液の分泌を促します。唾液には消化酵素が含まれているので、よく噛んで食べることで消化がスムーズに進み、栄養素が十分に吸収されることにつながります。また、よく噛むことで味を感じやすくなるため味覚の発達を促し、満腹感も得られるため食べ過ぎ防止にもなります。
あまり噛まずに飲み込む習慣にはどんなデメリットがある?
噛む回数が少ないと唾液の量が減り、お口の中が汚れやすくなります。それが口臭やむし歯、歯周病の原因になることが考えられます。
さらに、むし歯があることによってうまく噛めなかったり、食欲が出ない状態になったり、噛まなくても飲み込める食べ物を選ぶことにより必要な栄養素をとりづらくなることもあります。
よく噛むポイントは?
お口を閉じて左右の奥歯でリズムよく噛む動きが大切です。前歯を使って食材をかじり取り、奥歯でしっかり噛みましょう。そして舌を使いながら種や皮、かたい部分がある食材を食べる事で、お口全体を使うことができます。あらかじめ細かく切った食材だと、食事中の口の動きは小さくなります。かぶりつけるような大きさの食材を食べる機会を取り入れてみてください。
おいしく、楽しく噛もう!
五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を全て使って食べることで、よりおいしく食べることができます。同じ手づかみで食べるにしても調理方法によって五感への刺激は変わります。例えば食パンを食べる時を想像してください。焼かずに食べるのと、焼いて食べるのでは食感や音、香りも違います。「どんな音?どんな香りがする?」など会話をしながらモグモグ噛んで、楽しみながら食べましょう!