玉木雄一郎氏の政治的立ち位置と首相への可能性を解析
公明党の連立離脱によって急激に政治情勢が変化する中、国民民主党の玉木雄一郎代表(56)が俄然注目を集めている。
自身も「内閣総理大臣を務める覚悟がある」と6回連発した玉木氏に対する「親中」批判の真相と、その政治的方向性について詳しく検証してみたい。
玉木雄一郎氏が親中と思われる理由

実際高市さんが総裁になってすぐに公明党を指示するような持ち上げコメントを出していました。
また中国大使に会ったりと、親中を疑う行動が多くみられることから、隠れ親中疑惑がささやかれています。
玉木雄一郎は中国共産党と繋がっています
— ヨギ(修行僧) (@tafutafu414) October 11, 2025
それ以外にも
・香川県日中友好協会、元会長
・四国華僑華人連合会、現会長を推薦
といった経歴もあります
ご覧の通り玉木はズブズブの親中なので、対中強硬路線の高市さんより、媚中の公明党の方が相性が良いです
支持者のみなさん、知っていましたか? https://t.co/LfsDFkM6O4 pic.twitter.com/lDSHJi6UM8
玉木雄一郎の「親中」批判の実態

玉木氏が「親中」や「中国寄り」と批判される背景には、主に彼の慎重な外交姿勢によるものの様だ。
最も象徴的な例が、2024年9月のNHKラジオ国際放送問題への対応だ。
中国籍の男性スタッフが尖閣諸島を「中国の領土」と主張した際、玉木氏は「閉会中審査で議論すべき」と厳しく批判。
さらに自身のXで「中国に対するwarningをdiplomaticに表現したまでです。日本人の尊い命が失われたのですよ。日本が一致して中国に対して毅然とした態度を取る必要がある」と中国を牽制している過去がある。
また、尖閣諸島について玉木氏は一貫して「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土」との立場を明確にし、「尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題は存在しない」と断言している。
「親中」批判が生まれる理由の一つは、玉木氏の現実的な外交アプローチが、「対中融和的」に映ることにある。
高市早苗氏との「密会」が示す現実的政治感覚
10月5日、高市早苗自民党総裁と玉木氏が秘密裏に会談したことが明らかになった。
玉木氏は高市氏について「『年収の壁』など我々が言っていたことを尊重する趣旨の発言をしている」と評価しており、政策面での共通点を重視する姿勢を見せている。
一方で、野党との連携については「現在の立憲とは組めない。基本政策が違う」と明言し、特に安全保障政策での立場の違いを強調している。
この姿勢からは、野党だからといって何でも反対するのではなく、政策の中身で判断する態度は、従来の野党政治家とは一線を画している。
外国人政策で見せた軌道修正能力

玉木氏の政治手腕を示すエピソードとして、外国人政策をめぐる対応がある。
2025年7月の参院選公約で「外国人に対する過度な優遇を見直す」と打ち出したが、「排外主義的」との批判を受けて速やかに修正した。
この修正は、単なる批判への屈服ではなく、極端な政策ではなく、現実的で実行可能な解決策を模索する姿勢ともとれる。
ただ、現時点は、国民の多くは、移民や、外国人への優遇措置に国民の税金が使われていることへの憤りに対し、徹底的に見直してほしい気持ちには沿っていない。
外国人労働者問題についても、玉木氏は排斥論ではなく、「現在の外国人受け入れは、育成就労制度から特定技能1号への移行可能」といった制度論議を展開しており、高市氏のような歯切れのよい政策ではなく、敵を作りたくない無難な政策にすぐ切り替える。

そのためか、風見鶏と言われるのかもしれない。
状況で意見がぶれるのだ。
野党連携への現実的アプローチ
現在の政局において、玉木氏の動向が最も注目されるのは、首相指名選挙での野党一本化の可否だ。
立憲民主党が「玉木首相」での野党統一を模索する中、玉木氏は一貫して「基本政策の一致」を求めている。
特に安全保障政策について、玉木氏は「立憲は安保関連法廃止と主張している。
安全保障の考え方を整理し、国民民主党の基本政策に一致していただく必要がある」と明確な条件を提示している。
「首相ポスト狙いで基本政策を曲げるのでは?」という国民からのバッシングが来たため、説明として、総理大臣になることより、政策の実現を優先だと主張した。
首相になる準備があると何回も言ったことで、国民的には、首相になれることを優先に、どこにつくか考えてるのではないかと疑われている。
これまた意見がぶれて風見鶏と言われるゆえんだ。
玉木が首相になったら政策はどうなる?
仮に玉木氏が首相に就任した場合、日本政治にどのような変化をもたらすだろうか。
経済政策では、国民民主党の看板政策である「給料・年金が上がる経済」の実現に向け、現役世代重視の政策を推進すると予想される。
具体的には所得税の控除額拡充や「年収の壁」問題の解決など、中間層の可処分所得増加に直結する施策が期待できる。
外交・安全保障では、現実的な対中政策を展開すると考えられる。感情的な対立を避けながらも、日本の国益と安全保障を最優先に据えた外交を行うだろう。
台湾問題や尖閣諸島問題では毅然とした態度を維持しつつ、経済面では実利を重視した関係構築を図ると思われる。
政治運営では、従来の対立型政治からの脱却を図り、政策本位の建設的な議論を重視すると予想される。
野党時代の経験を活かし、与野党の垣根を越えた政策実現を目指すだろう。
社会政策では、外国人労働者問題など複雑な課題に対し、現実的な解決策を模索する姿勢を見せると考えられる。
排外主義に陥ることなく、同時に日本人労働者の利益も守るバランス感覚が求められる場面で、その政治手腕が試されることになる。
財務省にメスを入れる高市早苗と玉木雄一郎の政策へ切り込む姿勢の違い

玉木雄一郎氏が示している政治姿勢は、感情論や対立構造に依存せず、政策の実現可能性と国益を最優先に考える新しいタイプの政治家像を体現している。
こうした姿勢が、公明党を持ち上げたり中国大使と会談したりし、みんなの意見も聞こうというところで、親中だと思われるのかもしれない。
公明党の連立離脱により流動化した政局の中で、玉木氏が首相に就任する可能性は決して低くない。
最新の調査では、国民は高市支持が95%というデータも出た。
今まで自民党が踏み込めずにいた財務省に対し、メスを入れると力強い政策を高市氏は発表した。
財務相と戦う姿勢を見せたことは、国民が今まで一番望んでいた事であり、手を付けられてこなかった難題でもあった。
はっきりとした政策で勝負に挑もうとするのは高市氏で、玉木氏は、周りを見て極端な政策は見送り、荒波立てずに理想に近づけばいいと言った政策になりそうだ。
国民が望んでるのはどちらなのだろうか?