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食育専門家コラム

成長とともに備わっていく
「噛んで食べる」力

Vol.1

噛むことは健康にとってとても大切なこと。
噛む力は生まれつき備わっているものではなく、
成長とともに発達していくものです。
噛む力の大切さと、噛む力を養うための
ポイントについてみていきましょう。

「噛んで食べる」がもたらす
効果は何だろう?

しっかり噛むと唾液の分泌が増え、いろいろな食品をとることができ、結果的に体調が整って生活習慣病の予防に繋がります。また、たくさん噛むと脳が刺激されて血流が活発になり、脳の前頭前野が活性化されます。前頭前野は衝動的な行動を抑えて、物事を考え、判断するための働きをしています。さらに、しっかりよく噛んで食べることで、顎の発達を促し、歯並びにも良い影響を与えます。

噛む機能を育てるために
ひとくち量を覚えよう

離乳食を食べ進むと、手づかみ食べをするようになります。ただ、ひとくち量を覚えていないと、詰め込んだり、流し込んで食べたりするようになってしまいます。まずはこどもの口より大きなものをかじり取ることでひとくち量を覚えさせることが必要です。

いろいろな大きさや
かたさのものを食べよう

乳歯が生えそろい、乳歯の奥歯での噛み合わせが安定しても、こどもの噛む力は大人の1/5ほどです。このとき、細かく刻んだものや軟らかいものだけでなく、いろいろな大きさやかたさのものを食べさせるようにしましょう。種・皮・骨のついた物も効果的です。こういったものを食べようとすると、違和感のあるものは出そうとして、舌・頬がよく動き、口腔機能の発達を促します。

食べる時の姿勢も大切

最後に、見逃してしまいそうなポイントですが、食べる時には体の土台である足がきちんと床に着いているようにしましょう。椅子に浅く腰かけて、膝を直角にして座り、足底を床につけることで、骨盤がまっすぐ安定して、しっかり噛むことができます。

田中 美智子 さん

管理栄養士、かむ育栄養コンサルタント。京都栄養医療専門学校非常勤講師。病院、行政などの栄養士業務20年。全国で咀嚼・食育セミナー等の講師を務めるほか、診療所、産婦人科、保健センター等で栄養指導、離乳食教室を行う。乳幼児相談年間500人以上。近年は特に歯科医院で活躍できる栄養士の育成に力を入れている。

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